個人的に興味があるトピックなので、ちょっと書いてしまいました・・・。
ある意味の地獄が待っていると思っています。
私は個人でも仕事でもAIを使っていて、AIは進化スピードも早く、出来ることもその正確性も飛躍的に進歩しています。
最初はVibe Coding?いきなりコードをぶっ壊して全然違うのを書いてきてるやん?と醒めた目で見ていましたが、
コンテキストを意識した設計と適切なプロンプトや指示書、ハルシネーション用のガードレールの存在を意識して運用していったところ、
プロダクションレベルの物が10分の1の工数で出来るようになり、雰囲気で何かを作ってもらえるようになるのも遠くはないかもと思い始めました。
AIは実行を瞬時に終わらせることが出来ます。
結果が出るまでミリ秒以下の世界では人間ではかなわないレベルの高速でTrial and errorができ、人間には太刀打ちが出来ないでしょう。
そうした世界はAIに置き換わっていくはずです。
これはジュニア層が直面している問題でもあるはずで、現に今の仕事ではAI Agentを複数立ち上げて、ジュニアクラスの人に仕事を依頼することを意識しなければほぼ独力で仕事が完結するようになりました。
意識しなければジュニア層は経験を得る事無く仕事にもありつけなくなるかもしれません。育成を視野に入れない企業はジュニアを排除していくので空洞化が起きてしまう事にもなりかねないと思っています。
また、ミドル層以上の影響も大きく、苦労して身につけた専門知識がコモディティ化することに苦しんだり、AIより付加価値を出そうとすると継続的な学習を迫られて疲弊する事になるかもしれません。
ただし、AIもまだまだ万能ではありません。
経験からAIの出した複数の案を統合して最適な案を出すなど、AIが届かない所に価値を付加したり、AIを効率的に動かして作れるような仕組み自体を考えたりすることには価値を出していけるはずです。
ただし、AIは日に日に進化しているので、価値提供し続けるには絶え間ないキャッチアップを迫られて、AIが出来ないことを常に探し続ける事になるかもしれません。
それを楽しめるのか、そうで無いのかで地獄の意味が違ってくるのかもしれません。
(あるいはその苦しみに国家や社会が何らかの終止符を打ってくれるまでは)