厚生年金保険料が値上げになり、年収「798万円」以上の「高所得者」は負担が増えるようです。
年12万円〜36万円程だそうですが、さすがに腹立ちませんか??
せめて子育て世帯は減額とかにしてほしい...
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA168CL0W5A110C2000000/
厚生労働省は、2027年9月をめどに高所得会社員の厚生年金保険料の上限を引き上げる調整に入った。賞与を除く年収798万円以上の人が対象で、保険料収入を増やし年金財政を改善する狙いがある。働く高齢者が年金を満額受け取りやすくする見直しも26年4月で調整する。
24日に開会する通常国会に提出を目指す年金改革関連法案の概要を、与党幹部に示した。法案の提出は3月以降になる見通しだ。
会社員らが入る厚生年金の保険料は月収を「標準報酬月額」と呼ばれる32の等級で区別し、料率18.3%の保険料を労使折半で納める。現行の上限は65万円だが、上限に達する人が一定数を超えているため引き上げる方向だ。
新たな上限額は調整中で、75万円〜98万円とする案がある。賞与を除く年収798万円以上の人は月1万〜3万円ほど本人負担の保険料が増える。老後に受け取る厚生年金も上限引き上げ後の納付年数に応じて増える。
働く高齢者の年金額を減らす在職老齢年金制度も、26年4月をめどに満額受給者を増やす方向で改正を目指す。同制度は高齢者の就業意欲をそぐとの批判がある。
遺族厚生年金の受給要件の男女差の解消については、28年4月から実施したい考えだ。18歳未満の子どもがいない20〜59歳の配偶者の場合は、男女を問わず原則5年の有期給付となる。
パート労働者の厚生年金の加入拡大については、現行の51人以上の企業規模要件について27年10月に撤廃する方向で引き続き与党や中小企業団体との調整を進める。