今日は愚痴です。皆さんのご意見も頂けたら嬉しいです。
今、「日本進出を検討している」というフェーズの会社のカントリーマネージャー採用を支援しています。僕のカウンターパートは基本、中華系シンガポール人の同社APAC(アジアパシフィック)トップです。
こういう案件だと当然ながら我々がアプローチするのは現役のカントリーマネージャーの方々になるわけですが、百戦錬磨の彼らは引くて数多ですし、現職で成功してる人が積極的に次の仕事を探してたらそれも変な話です。「まだ日本法人すらない、今後どうなるかわからないポッと出の会社」を最初から積極検討してくださいというのは無理筋なわけですね。そんな背景もあり、彼らに連絡するときは「〜という会社が日本進出を計画しています。APAC責任者の▲▲をご紹介するので、ぜひ●●さんの知見を共有してあげていただけませんか」という話し方をするわけですね。実際に日本マーケット開拓に関する知見は知りたいですし、日本進出するんだから日本の責任者を採用する必要があるに決まってるわけで、日本人同士なら「通じる」話だと思うんです。
それで「いいよ」と言ってくださった方を先述のHead of APACにご紹介するわけですが、その会話が、マーケットトレンドとかその人の背景とかに関する質問・議論もそこそこに「うちに来ないか」という会話になっちゃうわけです。まさにそれが今週発生しまして、頭を抱えてました。
ちゃうねん、何してくれてんねん。日本人に対してそんなダイレクトなコミュニケーション取ったらあかんねん。ハイプロフィールな人にお願いして時間を割いてもらった弊社の面目、丸つぶれやないかい。
というわけで、「日本人と会話するときには、いきなり本題に入らずにもっと大きなトピックに関するディスカッションから入って、徐々に切り出していくのがおすすめだよ」というメールを朝から書いていました。
僕は今回の話を「文化によるコミュニケーションスタイルの違い」によって発生したボタンの掛け違いだと思ったのですが、「そもそも自分の考え方・やり方が間違ってたのかな?」という思いも正直あります。読んでくださった方、どう感じられたでしょうか?よかったらご意見頂けたら嬉しいです。