めっきり目にする機会が減ったテック業界におけるエバンジェリストという役割。
主に特定の製品サービスの認知を広める役割(Evangelistは伝道師という意味) で、セミナーでのプレゼン、メディアのインタビュー対応など、広義にはマーケティング活動になります。目にする機会が減ったのは、ベンダーの壇上からの情報提供の重要性が下がったからで、一方、ブログ・SNSや勉強会の発達でコミュニティの重要度が高まり、第三者の発言の方が信頼されるようになってきています。
そして、ベンダーは自らがメッセージを放つより、コミュニティやそのリーダーを育てる方向にシフトしていて、Community Managerというロールが新たに登場しています。
また、情報を提供する役割ゆえに、受け手側に自然とチヤホヤされる側面があります(それで少々問題が起こってしまうケースも・・)。また昨今はAdvocateと名を変えて、類似の活動を行っているケースもあります。
エバンジェリストはまだ必要でしょうか?
それとも、Community Managerの必要性が示すように今ではコミュニティに重心があり、エバンジェリストはもはや不要でしょうか?
ドメインにもよると思いますが、エンタープライズ領域における決裁者レイヤーは、何を言ったかより、誰が言ったかが、判断の大きなファクトになっていると感じます。
その点において、この先も当面はベンダーのエバンジェリストの価値があり続けると思います。
エンタープライズ領域のベンダーのエバンジェリスト、すぐに浮かばないんですよねぇ。。。
AWS、Azure、Google Cloud、VMware ESXi、RHEL、Window Server、OpenShift、Tanzu、Oracle Database、SQL Server、Java、.NET、S/4 HANA... これらエンタープライズスタックのベンダーのエバンジェリストとは誰・・・?(エバンジェリストにとって「知られてないこと」は、存在意義を問われていると同義とも)
↓ のGoogleの方も、エバンジェリストといったたいそうなロールは不要とのことです 😂
コミュニティを牽引するリーダーの方々や、Community Managerのご意見も、是非うかがいたい所ですかね 😅
担当製品で何か発表があった際にメディアやアナリストへ説明会やセッションをしています。コミュニティへのシフトは感じていますが、誰かがベンダーの公式なメッセージを出す必要は依然として残ると思っています。特にエンタープライズ向けの製品では。最近では企業向けの生成AIが良い例ですね。
ただ、エバンジェリストと言う大層なものではなく、subject matter expertで外の人に対して分かりやすく説明できる人で良いです。プレゼンやデモが上手いことに越した事はないですが、メディア向けにはインパクトより正確に理解してもらう事が遥かに重要です。自分はそんなに大した能力がある分けではないけどやらせてもらってます。
コミュニティでの発言はユーザとベンダの人間が一緒になって行うので、エバンジェリストのように一方的ではなく対話が求められてるのはその通りだと感じますね。
一方で、プロダクトが強くないとコミュニティは育ちにくくてこれをずっと支える裏方と求心力を得るまで発信する人間が必要になります。
多くのエバンジェリストがやっていた事もまあ同じようなことなので、求められている資質が「協調性がなくても主張ができる人」から「協調性があって主張ができる人」に変わったくらいな気もします。
なるほど、協調性があって主張ができる人ですか。それがcommunity managerに求められるひとつの要素になるかもしれません。
外資IT営業の給与ガイド
#給料
#営業
外資IT営業の給与体系・株式報酬、期待できる年収値や上がり幅を、WorkCircleのユーザー様且つパートナー企業チャレンジャーベース社市川さんと、外資エンタプライズ向けソフトウェア(SaaS)営業の経歴を持つ西村さん共同で記事にしました。
RSU完全ガイド(確定申告用スプレッドシート付き)
#給料
外資企業で多く採用される給与の一つ、RSUの構造や仕組み、リスクや確定申告方法に関してWorkCircleのユーザー様、且つパートナー企業チャレンジャーベース社代表の市川さんと紹介します。
外資・日系IT企業のRTO(オフィス出社)状況リスト
各企業のRTO(オフィス出社)状況をリスト化しました。 提供元データは所属企業が証明されているWorkCircleユーザーによるものです。 希望する働き方や転職先を決める軸の一つとして、是非参考にしてください!