よくXで炎上していますが、日系SIerエンジニアの仕事内容ってどういうものなんですか?
わたしは自社サービスの開発業務しかしたことがなく、実際にコードを書けないひとがどうやってシステムを開発しているのか不思議でなりません。
(外資ITの場合はEMやTPMですらエンジニアあがりが多いイメージなので‥)
よくXで炎上していますが、日系SIerエンジニアの仕事内容ってどういうものなんですか?
わたしは自社サービスの開発業務しかしたことがなく、実際にコードを書けないひとがどうやってシステムを開発しているのか不思議でなりません。
(外資ITの場合はEMやTPMですらエンジニアあがりが多いイメージなので‥)
同じくなのですが、私は特に自社サービスでのSWEとSIの下流プログラマ?の待遇が大きく異なる理由も気になります…
入社3年目のプライム日経SIerですが
若手の開発では、既存の実コードを、Excelファイル形式に変換することが仕事です。
プログラムファイル一つごとにシートを追加していって、そのシートの中で、擬似コード(フローチャート図のようなものをセル毎に色分けして表現)を記述し、指差し確認で全シートのカーソルがA1にあることを徹底した上で、上司に報告しております。
フローチャート自体はコードの内容と違っていてもよいのですが、カーソルがA1になかった場合は再発防止の観点から、なぜなぜ分析を実施し、報告書を部長とPMに送信します。人事考課の焦点はこの精度で決まるので、必死ですね。
以前参加していたSIプロジェクトでA1セルありました笑 クライアント(日系企業)からの要望でしたね。
冗談ではなく本当にわからなかったのですが、これはフィクションですか?それとも実話ですか?
事実ですよ。
Excelに関しては、パーツの切り貼りで作業ができるようなマスターExcelが社内のファイルサーバーで共有されてますね。
Excelを使うとしても、例えばA1にカーソルを合わせるのが重要なら手動ではなく自動化してしまえばいいとかならないのでしょうか。
マクロはありますが、自動化した結果を目視で指差し再確認しますね。
それは便利コマンドですが、目視確認が必要なので、自動化できているとは言えませんね
私は自動化してます。
しかし、それができない、発想がない、もとい、そんなことしたって金銭メリットがない状態にある人がほとんどなのです。
昔日系SIerにいましたがお客様に提出するエクセルはA1にカーソルあってないと割とマジトーンで怒られましたねw
前職は大手日系SIer(いわゆるFNHD)でした。が、いくらなんでもそこまで酷い話は聞いたことがないです。(あり得ないとまでは言いませんが)
リバースエンジニアリングにどの程度の価値があるかはおいておいて、セルがA1に配置されていないことが問題なのではなく、excelとコードの内容が間違っているようなドキュメントを上司に提出し、そのせいで障害やヒヤリハットが発生したら、なぜなぜ分析が要求されることはあると思います。
金融や公共系のシステムでは、1円でもミスが発生するとニュースになって国からの指摘が入り得るので、仕事は確かにつまらないですが、そのつまらない仕事を一つ一つしっかりこなすことが求められていました。
日系SIerで本当に出世していた人は、そのような状況下であってもイノベーションを起こしてきた人だったように私には見えました。
SIerでの受託開発では大抵上流と下流という分け方で開発体制が組まれます。上流側を担当するのは元請け企業で、下流側は協力会社が担当するケースが多いです。上流側は顧客や連携先とのやり取りがメインで、要件定義と全体のマネジメントに注力し、下流側は上流側が定めた要件に従って設計と製造、試験、リリースを行います。上流側の人でコードを書けない人は多いのですが、業務知識に精通して全体マネジメントに特化している印象です。いわゆる人月ビジネスによってこの仕組みが広がっているのだと思うのですが、意外とこれで回ってます。
前職は日経大手SIerでした。
お客さんは大手銀行で、勘定系のシステムを開発しておりました。
設計開発テストはすべて業務委託(子会社とそのn次請)の人たちがやっており、私の前職の会社の人たちは主にその人たちの進捗管理や業績管理、お客さんとの調整業務、新規案件獲得などの仕事をしておりました。
私は入社数年ということもあり、そのような仕事をしたくなかったので無理を言って業務委託の人たちと一緒に開発をしておりましたが、上司は皆コーディングは全くできず、コードを読むことすらままならない感じでした。(技術に全く興味のない人たちばかりだったので、私が技術的な仕事をしてたら評価が難しいのか社内で最高評価を連続してもらってましたww)
業務委託の人たちは子会社の優秀な人がn次請の数ヶ月で入れ替わる無能たちをなんとか指導することで開発は進んでましたが、ソースコードは酷いものでした。
環境もインターネット接続不可、リモート不可、git不可、slack不可、オンライン会議画面共有不可の状態で、あの環境から抜け出せて本当によかったと思っています。
個人な見解も含んでお話します。
SIerのビジネスはほとんど受託開発なので、お客様企業からどのようなシステムを作ればよいかまとめて、それでシステムを開発してその後も運用をする、という形です。
なので、契約としてどのようなシステムを
どう作るべきか合意したということが非常に大事になります。そのエビデンスが要件定義書や設計書になります。このためにドキュメントの重要性が非常に高く、ドキュメントをつくったり顧客と会話して要件をまとめるフェーズが最も大切で、最も評価されるのです。
加えて、日本企業の情報システム部はITスキルが低く、SIerに開発運用を丸投げなので、ロースキルの顧客にもわかるようなドキュメント作成がここでも重要になります。
詳細設計書という、コードを書いたほうが早いのに、なぜか一つ一つのプログラムモジュールのフローチャートをexcel化したものを作成し、そのあとプログラマーがコードをかく、という文化も残っています。(詳細設計書を元にコードを書く程度の人材と見られているから、SIerのプログラマーは派遣レベルでもできる、むしろ派遣レベルでなければ単価が合わないのです)
日本企業の情シスのスキルが低いのは、元をたどるとIBMがIT運用のアウトソーシングビジネスを始めてそれに企業がのったからですが、そのアウトソーシングビジネスも成長の見込みが見えず、キンドリルという会社にして切り捨てられました。
今は盛んに内製化という言葉が言われていますが、すでに出来上がったシステムを変えるのは難しいので、今後十年二十年は顧客もSIerもこのような非効率的な状況を受け入れるしかないのではと思います。
長文失礼しました。
これ以上ないくらい構造的なまとめ。これをローコードやノーコードが、さらに拍車かけていくんでしょうね。
日系SIerでは、プロジェクトマネージャーやExcel仕様書書く人が高給取りで、プログラマーは一番単価が低い低級なお仕事です。
この仕組み作った時点で日本の衰退が始まってますよね。
Excel設計書もありますが、
ただそれを書く人が高給取りというのは経験したことがないです。
コード書ける人は優遇されてますし。
会社によってグラデーションがかなりありそうです。
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