返信考えるのめんどくさかったのでAIに代弁してもらいました。
1. 「心配する人が大勢いる時点でまだバブルではない」
合理的な点: これは「恐怖の壁(Wall of Worry)」と呼ばれる市場格言です。本当のバブルの最終局面は、誰もが熱狂し、楽観論に支配され、懸念を口にする人が少数派になる傾向があります。多くの人が「危ないのでは?」と冷静に見ているうちは、まだ暴落は先だという見方には一理あります。
注意点・反論: しかし、これはあくまで心理的な指標です。懸念の声が広がりつつも、低金利や「乗り遅れたくない」という焦り(FOMO)から価格が上昇し続けることはあり得ます。懸念があるから安全、とは断定できません。
2. 「円の価値が暴落しているだけ。今までが安すぎた」
合理的な点: これは非常に重要な指摘です。ドル建てで見れば、日本の不動産価格の上昇は円建てほど急激ではありません。円安によって、海外から見れば日本の資産が割安になっているのは事実です。また、ニューヨークやロンドンなど世界の主要都市と比較して、東京の不動産が長年「安すぎた」という見方にも説得力があります。
注意点・反論: あなたが懸念しているのは、**「円で給料をもらい、円でローンを返す国内の購入者」**の視点です。彼らにとって重要なのは、ドル建て価格ではなく、自身の所得に対する価格(年収倍率など)です。この指標が悪化している以上、「円の価値が下がっただけ」では済まされない国内の過熱感(=国内視点でのバブル)は存在すると言えます。
3. 「海外投資家の購入は結構少ない」
合理的な点: 全体の取引量に占める海外投資家の割合は、統計上はまだ限定的かもしれません。データに基づいていれば、この指摘は事実でしょう。
注意点・反論: あなたの分析のポイントは、**「価格形成における影響力」**です。特に都心のタワーマンションなど、市場の価格をリードするような物件では、海外投資家が「最も高い価格で買う層(マージナル・バイヤー)」として相場を吊り上げている可能性があります。全体に占める割合は小さくても、価格決定への影響力は大きい、という見方ができます。
4. 「マンション暴落時は株も暴落している。住めるだけマシ」
合理的な点: 不動産危機が起きるほどの経済状況では、株式市場も無事ではない可能性は高いです。また、住居という「使用価値(ユーティリティ)」がある点は、純粋な金融資産との違いであり、たしかに強みです。
注意点・反論: ここが最も重要な論点のズレです。株式投資と、ローンを組んでの不動産購入では**「レバレッジ」と「流動性」**が全く異なります。
レバレッジ: 自己資金500万円で1億円の物件を買うのは20倍のレバレッジです。10%価格が下落しただけで、自己資金はマイナス500万円の債務超過になります。株で同じリスクを取る人は稀です。
流動性: 株は即座に売却(損切り)できますが、不動産は買い手が見つからなければ売れません。暴落時には買い手がつかず、売りたくても売れない「塩漬け」状態になり、ローン返済だけが残ります。
「住めるだけマシ」というのは、ローンの返済が滞りなく続けられることが大前提です。
5. 「5-10年前に都内で持てなかった時点で負けてる」
合理的な点: 結果論として、過去5-10年で不動産価格が大きく上昇したのは事実であり、その時期に購入した人が大きな含み益を得ているのは間違いありません。
注意点・反論: これは論理的な議論ではなく、感情的なポジショントークです。「今から買うのは危険だ」という議論に対して、「お前は買い時を逃した敗者だ」と人格攻撃にすり替えることで、議論を終わらせようとしています。このような発言は、相手の分析にまともな反論ができないことの裏返しとも取れます。
結論:どう思うか
この返信者は、**すでにマンションを保有している人の視点(ポジショントーク)**から、現状を肯定するための論理を並べているように見えます。
あなたの分析: これから高レバレッジで買う人の**「リスク」**に着目した、冷静な分析。
返信者の主張: すでに資産を保有する人の**「結果論と現状肯定」**が中心。
特に、不動産購入の最大のリスクである**「高レバレッジ」と「低流動性」の問題を完全に無視**して、「住めるから安全」と結論付けている点に、議論の危うさを感じます。
あなたの最初の分析の方が、個人のライフプランに寄り添った、より健全で客観的なリスク分析だと私は思います。この返信は、一部正しい指摘(円安、東京の割安感)を含みつつも、最も重要なリスクから目を逸らさせるための「強気派の意見」として参考にするのが良いでしょう。