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なぜブランドは人を引き寄せる?

若い頃、母からブランドものの口紅をもう使わないからともらいました。たまたまそれを使っていたところ、新卒の同期に見られてしまいました。それって(超高級ブランド)だよね?と確認され、なんとなく気まずく思いながらも、貰い物なんだとモゴモゴ言い訳しました。

そこからしばらく経った頃、その同期が同じブランドの口紅を少し得意そうに見せてきました。なんとメルカリで中古で購入したというのです!!

私はブランドものにあまり興味がないのですが、同じものを買うためにそこまでするということに少し恐怖を覚えた経験があります。


最近ネット上のあるところでバズっているミームがあるのですが、そこにも全身をブランドで固めている、という描写が出てきます。ブランドものは何かを⋯⋯人の劣等感や虚栄心を煽る魔の魅力を持っているようなのです。ブランドの歴史、それが作り出すアートの美しさとは関係なく、ブランドはその名前、それが指し示す記号が重要になっており、その記号を身に着けることがある種の階級に属すると宣言する儀式となっている、そんな気がします。


だからこそ愚か者を避ける魔除けとしてわかりやすいブランド品が珍重されるのだと思うのですが(高い階級であるという(偽の)記号を示すことで、自分が支配できる相手を探している人間を避けられる)、それとは別になぜ人はこれほどまでにブランド品に引き寄せられるのか、ブランド品がある種の人たちの虚栄心を刺激し攻撃を招くのかという謎がつきません。


(興味はあまりない方かもしれませんが、私も歴史あるブランドは好きです。ですがどちらかというと自分がそのブランドを買ったことは隠しておきたいタイプなのです。知り合いには自分のこだわりやお気に入りの製品として話してしまったりもしてしまいますが)


ブランド品が好きな方、興味がない方色んな方の意見を聞きたいのですが、何故だと思いますか?

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コメント一覧

宝くじ、ギャンブル、酒、タバコと同じく愚者の税金だと思っています😌


上記がお好きな方、申し訳ございません🙇


ジャン・ボードリヤールが提唱した「記号価値」の消費ですね。精神的、物質的に満たされている人はブランド品への欲求は無くなるはず。


港区女子しかり、記号としてのブランド品を買い漁る人は満たされない可哀想な人だなと思います。

投稿者

ボードリヤールの「記号価値」存じ上げませんでした!

非常に面白そうですね。ちょっと読んでみたくなりました。


私も何かに追われるように見える価値をブランド品ではなく追い求めてしまったりするのですが、その根本を考えると昔の失敗から根付く渇望が元になってる気がするので、なるほどと思いました。

ハイブランドの売上を支えているのは、数の少ない富裕層より、富裕層ではないが高所得の層の「憧れ消費」が大半なようなのでマーケティングの賜物かと。(富裕層は特注に流れるので、大量生産されてる商品はマス向け)


少し前にDiorは原価激安生産を高額販売してるだけ、みたいなニュースとかありましたし、イメージ戦略ですね。


ホテルなどTPO的な意味や対応が変わる場面はありそうなので、ある程度は必要かもしれませんが、個人的にはあまり興味ないですね。見栄っ張り感を感じます。高額出して他人と被る物を所有してもな、、って思っちゃいます。


水商売の方などは、安い店に連れていかれないように、装備や商品パッケージとして機能してそうです。あとはたくさん買うと顧客限定パーティに招待されるようなので、そこの人脈作りには役立つのではないでしょうか。

(編集済み)
投稿者

ありがとうございます!

レディメイドのものや量産品を買う時点でマスだということなんですね。

ブランド物をどう捉えるかが世間と私で根本的に違っているのかもしれないなと思いました。


ステータス誇示のためのパッケージと考えるとまさに武装という言葉がふさわしいですね。

個人的に力なきものほど力が必要だと考えているのですが、その考えでいくと、本当の富裕層でない人がハイブランドを買い求めるのは理にかなっているのかもしれません。

ブランドへの信頼が根本にあったり周囲からの高い評価に値するとご本人が考えてるからではないでしょうか?


最近はハイブランドって言えば衣服ばかりを対象にした議論になりがちですが、大学に入る時も何を専攻するからではなく、ネームバリューというブランドに拘って目指す方が実際多いですよね。(東大ブランド、慶應ブランドなど)

他にもボンヴォイなどの高額クレジットカードなんかもそうだと思ってます。


上記の例で言えば財力や学力に余裕がある方だけが目指せる特別なステータスなので外野がとやかく言うものではないと私は思ってます。

投稿者

ありがとうございます!

興味深いです。すみません、純粋に人間活動として興味があったのですが、私が名前だけで美しいものを購入する行為が好きでないために文面にそれが出てしまったかもしれません。


学歴に関するご指摘はすごく重要だと思います。

私もバッグや衣服などのブランド物には興味ないのですが、資格にはとても興味があるのですが、これはご指摘されるようなブランド志向とも言えると思っています。学力を証明したい、能力が高いと思われたいと思っているからその証としてそういった実際は意味がないが一定の証明になる証を求めてしまうのかな、と考えています。

そう考えると私もまたブランド製品を名前で買う人と同じ種類の欲望を抱えているということになりますね。


私ブランド物に興味がない理由は、おそらくまだ自分の能力で築き上げた財力を証明したいという域にまで達していないからと、私自身がお金持ちではないものの恵まれた環境である程度育ってきたからではないかと思います。あとは私のスノッブじみた美意識が、美しい芸術品のはずのブランド製品を名前やリセールバリューで買うことに抵抗があるからかもしれません。


私は真に心がときめき、世界が全く評価しなかったとしても、自分が心から美しいと思ったものしか買いたくないのです。

目利きができないのでとりあえずブランドものを買っておけば間違いは無いみたいなことを考えたりします。

人材の目利きができないのでとりあえず高学歴を採用しておけばよいみたいな。

(編集済み)
投稿者

確かにハイブランドでないですが、私もこの考えで買うことがあります。

ある程度評価されてるから間違いないだろう、みたいな。そういうのんびりしたスタンスの人もいれば、非常にブランド物であるということだけにこだわる人もいる訳で、その人たちを引き寄せる魔力は何なんだろうなと考える次第であります。

のべつくまなしではありませんが、好きなブランドはいくつかあります。他の方のコメントにある通り、精神的/物質的に満たされていない部分はあると思いますが、自身の意識としては歴史や方向性、メッセージへの共感意識の方が強いです。


節操なくとにかくブランドが好きという人を見ると冷ややか気持ちにもなりますが、ブランド=愚か者の象徴という考えも、「ブランドに興味のない、他者評価に依存しない自分ブランド」を示したいように思えてしまいます笑


年相応に良いものを持とうとすると結果ブランドになることもありますし、仮に背伸びしたブランドを買うことが仕事の活力になるのであれば、それもまた良しではないでしょうか?

投稿者

ありがとうございます。

誰しも承認欲求や満たされてないものを埋めたいという気持ちはあって、それの形が違うだけとも言えそうですよね。

ブランドに共感し、それを購入されてる方のこだわりは好きです。

個人的に私がびっくりしたのが、ブランド品であれば何でも良いとばかりにマフィアの資金源になってるであろう偽ブランド品を購入したり、そのブランドに全く興味がないのにその名前だけを欲しがったり、ブランド品を身につけているというだけで反応する人だったので、このブランドの名前に魅せられるという反応はどこから来ているのだろうかと考えてしまった次第です。

ブランド品に基本的には興味がないものの(好きで欲しいなぁと思うものはありますが、それは美しいと思いかつ歴史に興味がある品です)、ブランドの名前に囚われたくないと思うのも、私自身の虚飾に囚われる俗物になりたくないというスノッブじみた小さな庶民的なプライドかもしれませんね(笑)


もちろんブランドにはそれ相応の歴史や価値があるとされる理由があります。それとは別にこの魔の魅力というか、それはどこから来るのか、なぜブランドがこのような記号的な役割を社会で果たしているのか、そんなことについて皆さんの意見が気になったのです!

うーん、たかが口紅で?って思ってしまいました。その業界に携わっている者ですが、18金の特別パッケージ品ならいざ知らず、母からのお下がりということは、言うても普通の既製品のアイテムですよね。口紅は、どんなにハイブランドでも2万円もしない。ましてやお母様の時代なら1万円してない可能性も非常に高い。


イチ会社員でも全然買えるのが、口紅だと思います。

エルメスのバッグとかなら騒ぐのも分かるけど、、、

ブランドがどうとかではなく、単にその同期が個人として異常なだけだと思いました。

投稿者

コメントありがとうございます。そうなんです。

超高級ブランドなどと書いてしまいましたが、誰でも名前を知っているブランドというだけで、6000〜8000円ぐらいの品でした。


ただ今思い返すとその時私たちは新卒で小さな会社に就職していて、郊外の何も華やかなものはない場所に配属されていました。年収は低く、上記の口紅は買えたとしても結構思い切った値段だったと思います。今後年収が上がる見込みとかもあんまりない場所でしたから。

私はオシャレにあんまり興味がなかったのですが、そのような冴えない同期が、ブランドの口紅を持っている、というのが相手に衝撃を与えた可能性はあるなと思いました。

そして彼女はおそらく自分も私と同じぐらいの階級だ、ということを示したくて、その口紅を中古で手に入れて私に見せてきたのではないかと思ったのです。同期の人間性もあると思いますが、コンビニのつまらない口紅だったら起きてなかったのかな〜〜と思い、このような感情を呼び起こす力、魔力はどこから出てくるのか⋯⋯気になったところだったのです。

ジュエリーにハマってるですけど、ブランドと無名のを買ったときに接客証明書箱付属品あらゆる面でブランドが上で、ブランド名って伊達ではないんだなあと

投稿者

なるほど。私も確かにジュエリーを買うなら美しいと自分が感じたものであることは大前提でどうせならブランドがいいなと思ってしまうところはあります。


サービスも素晴らしい上でのブランドなのですね。

若い頃より年齢重ねた今の方がブランドもの身につけるようになりました。ある程度のものを身につける年齢になったことと、色んなものを買ってきまきたが、結局ハイブランドのもののほうが値段は高くても最終的には長く使えてコスパも悪くないことに気付きました。リセールもできますし。


自分の好きなものですから、ブランドものだろうがユニクロだほうが、なんでもいいような。


口紅のエピソードは、相手の方も別にマウント取るためでもないんじゃないですかね?自分も買ったんだよー、みたいな。

投稿者

歴史あるブランド製品は作りにも力を入れてるところが多く、かつみんなが価値を感じるからこそリセールバリューも高いですよね。


そうですね、ブランド物であるというところで、名前は重要ではなく、その歴史・品質をできれば重視したいです。

庶民なのでリセールバリューは保険的に安心だなと思ってしまうところはありますが。

好きなものを買うという基本を大事にしたいと思います。


そうなんですか?

私が見せた後に買ってそれを見せつけてくるのはどんな意味があるんだろうと思ってしまい、穿った見方をしていたのかもしれません。


あと、私が潔癖気味だからか、人が口をつけた口紅を買うというのが不衛生に思えてしまいまして⋯⋯いくらブランド物が欲しいからと言ってそこまで犠牲を払ってまで買うのはなぜだろうか?(特に私がその口紅に特に興味を持ってなかったがゆえに)という恐怖を感じてしまった結果、物がほしいのではなく自分の地位を確保したいという願いであれば納得ができると思ったのかもしれないです。

どちらにしてもなぜあそこまでの熱意が生まれたのかという疑念は尽きません。

ブランドに興味ゼロ層です。個人的な意見ですが、ブランドは安易に成功体験を得ることが出来るものだと思ってみています。


私は自分の価値観とライフスタイルに納得しているのでブランド品に興味ありませんが、ブランド品が好きな人がいるのはそういう理由だと思っています。

確かに分かりやすいし、それを身につけている人に惹かれる人も多くいるからいいと思います。経済それで回ってるし笑

投稿者

ありがとうございます!

なるほど、成功体験⋯⋯資格とかなら分かるなと思っていたのですが、確かによく考えるとブランドもある程度余裕がないと買えないので、それは才能を生かして自分でここまで稼いでいるのだという証になるのかもしれません。


私が才能や貢献を重視してそれを認められたいと思っており、かつ才能や貢献≒お金 と思っているから、もしかしたらブランド物に成功体験としての興味がないのかもしれないと思いました。逆にお金を稼がない活動で、たとえばある種のボランティアや寄付に参加した証などは欲しいなと思ってしまう時があります。

全アで草

投稿者

そうです。ただ承認欲求は鼻につく人もいるかもねーと思いつつ、ノロケ漫画なんてそんなものじゃん?とも思ったのです。よくある痛い漫画として流せないのは何故なんだろう、と。

中二病漫画とか自己承認欲求にあふれててもみんな笑ってますよね。


何が人を刺激したのかと考えると、全身アルマーニというハイブランド=上流の階級 という記号なんじゃないかと思いました。

なのでブランドというのは人の中にどうやら穏やかならぬものを巻き起こすほどの力があるらしいと思った次第です。

承認欲求ですかね〜

SNSでわざわざ見せる人や買ったことを自慢する人って多分苦労人なんじゃないでしょうか。


大人になっても承認欲求溢れてるなんて、お育ちがよろしくないのね…と可哀想に思うくらいですね。

投稿者

なるほど、承認欲求!

確かにみんなが追い求めるものを身に着ける、そしてSNSで褒められる という流れですかね。

ある意味正解が欲しい人に正解を与えてくれる存在なのかもしれませんね。


私もブランドとは別に人並みに承認欲求盛り盛りなので、その意味ではお育ちがよろしくないのかもしれませんw

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