ちょっぴり弄ってみましたが、使用感はすごく良かったです。

ただ中国共産党や中国について不都合な意見が出てきそうになると、中立的な回答してるにも関わらず突然回答が更新されて、かなりディストピア感はありました。

（台湾について教えてもらえますか？と聞いてみて、正式名称は中華民国〜と書き始めたのに突然「答えられません」みたいな回答に差し変わる。）

西洋ベースのテックはどうしても見方が西洋よりになりがちであるので、色々自分ではすぐに知れない中国について質問してみたのですが、

（中国の人で海外のSNSにいる人はあえてグレートファイアウォールを出てる人ですので）中国視点含めた、かなり中立な回答が返ってきて面白かったです。差別や国によって解釈が異なりそうなセンシティブな話題についてもちゃんと良識ある回答が返ってきました。

（たとえば「日本は鬼子ですか？」みたいな質問についても侵略について憎しみを表すために使われた言葉ではあるが、差別的な表現とも捉えられ現代では良くないと考えられます、現代の日中は未来を模索しておりより良い関係を築こうとしています、とか。）

国際レベルで売っていこうとしているんだな、ということが分かり興味深かったです。

ただ確か中国の企業ってデータを国に必要あったら開示しないといけなかった気がするので、それを考えるとなかなか西側企業が使用する、ということにはなりにくい気もしました。たとえ友好国であっても、他国に明らかにするというのには抵抗ある国も多そうではあります。

見られても問題ないデータしか使うことはない！と割り切って使うなら別ですが。

ただ上記のように検閲が中国の法律に沿ってちゃんと行われているので、中国で自社サービスを展開したい場合は便利なのかなと感じました。局所的利用としてはありえそうです。

なんか急に話題になってきましたよね。とは言えアメリカオワコンは何回も言われていますがなんだかんだ不死鳥のごとく復活するのでただじゃ終わらないと思ってます。

Deepseekですが、Newsではopensource modelと説明されていて、またシリコンバレーの人たちは今まで以上に低コストでAIサービスを構築出来ると話されていました。

またCNBCのreporterが連絡したが返信なし、謎の企業のような扱いのようですね。

私はエンジニアではないので詳細は理解できませんが、もしこれが本当なら大手AI企業のvalue評価を下げざる得ないのかなと思いました。

個人的にこの手の新しいモデルは一定期間話題になっても、最終的には体力ある大手が残ると思います。理由として、大量の良質な学習データがないとどんなに頑張っても良いモデルはできないから。いくらアルゴリズムや内部処理が優れていても知識がないドメインで良い回答をすることはできません。(以前OpenAIもデータの枯渇について言及されてたように)

特定の国やドメイン特化のモデルはできるかもしれませんが、グローバルで競争に勝つためには、何らかの手段で大手に劣らない規模のデータや学習リソースを獲得する必要がありそうですよね。

話はそんな単純ではないと思います。テクノロジーは常に積み重ねであり、その基盤となるプラットフォームは長年に渡って手を加えられたものが覇権を取り、さらに発展します。CPUアーキテクチャ、OS、データベース、クラウドプラットフォーム、ミドルウェア、プログラム言語など、今まで様々なものが登場して来たものの、多くの支持を得たいくつかに集約され、その他は消えて行くものも多いです。

プラットフォームのその性質ゆえ種類を必要とされず、究極は一つ（競争原理のために２つか）だけあれば良いというケースも多いです。一般ユーザーが使うWindowsとMac、AndroidとiPhone。それ以上が必要でしょうか。多くのユーザーはプラットフォーム自体に関心があるのではなく、その上で行えること（いわばアプリケーション）が関心事であり、正直、プラットフォームは何でも良いというケースも多いです。明示的に変更する理由がないのです。そして現在、AIのプラットフォームでのスタンダードは、NVIDIAのGPUにClaudeやGeminiやGPTなどのLLM、それを動かすハードウェアやクラウドもほとんどが米国発です。

仮にDeepSeekが現在メジャーなLLMを駆逐する時が来たとしても、それが動作するプラットフォームが米国製テクノロジーのスタックである限り、特定の一分野で秀でたものが他の国にあるというだけで、米国リードの状況には大きな変化はないでしょう。その先でDeepSeekと同ポジションの別のLLMが出てくれば、プラットフォームはそのままにそれに置き換えられ、何事もなかったようにまた時代が進みます。

それくらい、プラットフォームを握るという事はキモなのです。Microsoft、Intel、Apple、Google、AWS、Oracle、NVIDIAなどのbig techが、皆一様にそれぞれのプラットフォームをベースに発展してきているのを見れば分かります。

輸出規制があるので低スペックで高機能なモデルを組んでるのかと思ったら、結局どこかから横流しされたH100を5万台使ってるという話が出てきてますね。

この影響でnvdaが瞬間的に下落するなら少し💰突っ込んでおきたい。、世の中の反応がどういうものか少し期待です💦

中国共産党の時代が終わらない限り、西側が中国に迎合することはないので、アメリカのリードは変わらないと思いますね。

中国に魂は売れないです。

「テックをリード」している (していた) アメリカの会社も、中で活躍している人には中国系の人も相当数いますし、いつでもそうなる可能性はあるでしょ、と思っています (今回がそうかどうかはわからないけど)

技術力がどうこうというよりは、みんなが乗っかるプラットフォームを握れているか、という話になるのはとても同意するところなのですが、それこそプラットフォームの一部を食われ始めると早いという話でもあるので、先はわからないですねえ。新大統領が TSMC を突き放したりしているようですし (突き放されたら次は売り込む先はどこか?) どう転びますやら。