渡米したは良いものの、ビザや永住権の取得に苦労した話を書いてみようと思います。何かの参考になれば幸いです。長文ですみません。
私は日本で外資支社に勤務して米国本社へ異動しました。この場合は L ビザという社内転勤者向けのビザを取得するのが一般的です。私も専門職ビザである L1-B(管理職は L1-A)を取得しました。L ビザは最大有効期限があり、L1-B は最大で 5 年、L1-A は最大 7 年間です。この制限を超えて就労は不可です。また L ビザは転職の自由がありません。レイオフされたら社内で転職先を見つけない限り日本へ帰国決定です。
このように L ビザだと安心感が低いので渡米したら永住権(グリーンカード)の申請をすぐに開始します。文字通りの「永住」をする気がなくても期間や雇用主の制限なく米国で働き続けられるようにするためです。多くの人が渡米後にすぐに永住権の取得プロセスを開始します。私もそうでした。問題は永住権の申請は数年単位で時間を要することです。米国の永住権申請は主に 3 ステップが必要です。
1. 労働局への労働許可申請
2. 米国移民局へ雇用主の審査申請
3. 永住権申請者の審査申請
私の場合 1. で躓きました。労働許可の取得は会社が仕事の要件に見合う人材を雇用することが困難なことを証明する必要があります。そのために会社は Labor Market Test を行います。これは実際に広告を出して数ヶ月間採用活動を行なって、本当に要件に見合う応募がないことを確認します。仕事の内容の専門性が比較的低かったり、会社がレイオフをすると自分がクビにならなくてもテストが失敗します。クビにしたなら市場に人材がいるんだからコイツをわざわざ雇う必要ないよね?というわけです。私の場合は大規模なレイオフによってテストが 2 回失敗して時間を消費、あっという間に 3 年半が経ってしまいました。テストをパスしても労働許可取得の待ち行列は 12-16 ヶ月程になっていて、ビザの有効期限内に取得が間に合わない可能性が濃厚になっていました。
ここで H1-B ビザが登場します。H1-B も専門職向けビザです。最近トランプが申請に 10 万ドルを必要にしたビザ種別です。年に 1 回募集があります。このビザの良い点は条件を満たせば転職が可能である点と、基本は最大 6 年間有効(ただし L ビザ保有者は合算になるので+1年だけ)なのですが、1. か 2. の承認待ちなら制限を超えて更新が可能な点です。
ただし年間枠が決まっているので応募者多数の場合は抽選で選ばれます。毎年応募者多数です。私はこの抽選に外れ続けてきました...。なお、これとは別に去年までグリーンカード自体を抽選で直接取得可能な枠が存在したのですが、去年にトランプによって消滅しました。
今年は私にとってラストチャンス、最後の希望を託して応募して祈る気持ちで応募して連絡を待っていました。先週ついに抽選に当たったメールをもらうことが出来ました!半分諦めていたので本当に良かったです。
このように渡米できたら安泰ではなく、いろんな運要素に左右されて確実な道はなくて、運を天に任せる他ないこともあるよ...ということをシェアしたかったです。最後まで読んで頂きありがとうございました。
なかなかコメントの観点が難しいですが、投稿ありがとうございます。一見華やかに見えるルートの裏に、我々が感知しないさまざまな困難があったのですね。大変勉強になりました!
H1Bの当選おめでとうございます🎉
10万ドルは全額実費ですか?
米国に滞在したままビザの種別変更をすると10万ドルを支払わないで済みます。米国外の大使館で手続きする場合に支払いが必要になるようです。
おー、そうなんですね!
貴重なお話ありがとうございます!