Coworkは使ってみると確かに便利です。個人としての仕事、例えば、ドキュメント作成や探し物、データ分析などのオフィスワークがCoworkによって著しく速くなるという事は考えられます。
一方で、会社員としての仕事というのはそのような個人ワークだけで閉じないのが通常です。例えば、ステークホルダー間の合意形成が必要だったり、会計でも会社には暗黙的なルールというのが少なからずありますよね、これらをCoworkで代替するのは難しいというのが私の感想です。
私は普段、データサイエンティストとして機械学習パイプラインの実装にClaude Codeを使って、implementationを3-4倍に加速しています。
Claude Codeの人気は凄まじく、エンジニアのほとんどが多かれ少なかれ使っているし、話題にも頻繁に上がります。
しかし、じゃあコーディング作業をAI Agentで完全に置き換えられるか? これは難しいんじゃないかなと思いますね。
実際に使っている身からすると、既にたくさんのコードが開発されていて、誰が書いてもこうなるよねというコンテキストが十分な場合にはClaude Codeにほぼ任せられます。したがって、この場合はコードをエンジニアが書く必要は無く、完全にお願いできます。
じゃあ、ちょっと抽象的なタスクの実装をお願いすると、こういう意図ではなかったんだよなというコードが実装されたりするわけですね。
AI Agentは神ではないので明確に我々の意図を伝える必要があり、Human In the Loopやプロンプトエンジニアリングは必須ですし、万能ではありません。
これはコード開発の文脈におけるAI Agentの話です。
話を元に戻すと、SaaSが担当している領域には、明文化されてないが実は守る必要があるといったワークフローなど
Coworkにとって、コンテキストが十分ではない領域が少なからずあるという話がそのまま当てはまる領域が多いと認識しています。
また、個人レベルでCoworkを使って、生産性が高くなったとして、それを企業全体で同じようなクオリティを保てるでしょうか?これも疑問です。
SaaSは法人全体の一貫性などを保証する上でこれらも必要だと考えられます。したがって、SaaSの死というのは来ないんじゃないですかね。