給料が変わらずプロモが無いので辞めるという投稿を時折り見ますが、5社転職してきた私(5社はめずらしくはないが、年収を確実に上げてきた私)からすると、そこでは無い、と思うことがあるので私見を。
基本的に、給料を大幅に上げるアップサイドを狙うなら転職、次に賞与アップ、プロモする、定期昇給を与る(受け身)。の順に減ってゆきます。
転職>賞与アップ>プロモ>定期昇給
という構造です。
プロモと定期昇給は、日本の労働法の中では社員をクビにしにくいので、永続的な給与支払い増になるこの2つは企業としては慎重になります。
一方で、賞与は上げやすく減らしやすい性質を持つものなので、現職で給与を上げるのであれば賞与に位置するものを狙ってゆくことが先決です。
私の場合のやり方は、期初あるいは前期末にMgrにチームとして実現できたらいいな(Mgrの評価に直結する内容)、と思うStretch項目を握りその達成時の加点を確認します。加点の幅や項目全てを確定できないことが多いですが、しっかりとここで握ることで、評価の際に有利に働くことと、面談で達成しましたよね?という確認だけでMgrへのプレッシャーになります。
結果的に原資が無い、賞与原資が減った、個人パフォーマンスの割合が無くなったということもありましたが、貸し1にすることができます。これを繰り返して、恒常的に加点要素の確認とそのパフォーマンスが認められるコミュニケーションを繰り返してプロモに誘導してゆきます。
それでも昇給が厳しそうなら、転職です。転職の際には、グレードごとの幅を確認して、上のグレードに掛かる様に交渉します。上のグレードにはまると、昇給しやすくなりますし、Compa retioを下回っていると追加で昇給の可能性もあります。
外国人上司から、「あなた以外の日本人から給与交渉されたことがない」といわれたことがあり、皆さん交渉しないのかしら?と思いましたね。
ということで、プロモしないから転職ではなく、賞与さえ原資がなく獲得できないなら短期的には厳しい環境が待っているので、転職しましょう。転職する際には、転職先のGradeを研究して上のグレードにハマるように交渉しましょう。ということをオススメします。