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プリセールスエンジニア - 面接実践ガイド

#プリセールスエンジニア

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#面接

作成日 : 2025/3/29

最終更新日 : 2025/3/31

外資IT企業のプリセールスエンジニアという役割は、製品のデモを行うなどの高い技術力を発揮することははもちろん、お客様とのコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力も求められるポジションです。この記事では、外資IT企業のプリセールスエンジニアを目指す皆さんが面接全体を通じて意識すべきポイント、そして面接で聞かれる可能性が高いよくある質問とその回答例の良い例・悪い例)を解説します。
 
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著者について 所属企業: Big Tech (Cloud) 所属職種: プリセールスエンジニア 経歴: 大手SIer、Big Tech2社
 
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外資ITプリセールスエンジニア 面接実践ガイド でよくある質問と回答例 : 良い例・悪い例

外資IT企業のプリセールスエンジニアは、技術的な専門知識とお客様とのコミュニケーションスキルを駆使して、営業担当者と共に案件獲得を目指す外資IT企業にとって重要なポジションです。これまで入門編に始まり、レジュメの書き方面接準備の記事で面接本番までの道のりを紹介してきました。このあとはいよいよ、本番です。
この記事では、外資IT企業のプリセールスエンジニアを目指す皆さんが面接全体を通じて意識すべきポイント、そして面接で聞かれる可能性が高いよくある質問とその回答例の良い例・悪い例)を解説します。

全般を通じて意識すること

面接は、あなたが企業の求めるロールに対して適切な人材であるかを評価される場であると同時に、あなたがその企業で働きたいかを見極める場でもあります。双方向のコミュニケーションが重要となります。以下の点を常に意識して臨みましょう。
  • 質問の意図を正確に理解する: 本番では、質問されると、すぐに回答し始めてしまうかもしれません。焦って回答を始める前に前に、面接官が何を知りたいのかを正確に把握しましょう。もし質問の意図が掴めない場合は、「〇〇という理解でよろしいでしょうか?」など、遠慮なく確認することが重要です。面接官と候補者の認識のずれを防ぎ、的確な回答につながります。
  • 簡潔に、構造化して具体的に回答する: 意見を説明する際にはPREP法(Point: 結論、Reason: 理由、Example: 具体例、Point: 再度結論)、過去の経験を話す際にはSTAR法(Situation: 状況、Task: 課題、Action: 行動、Result: 結果)などを活用し、論理的で分かりやすい回答を心がけましょう。長々と話すのではなく、要点をまとめて伝えることが重要です。面接官の興味を惹きましょう。
  • 面接官の情報を事前に確認する: 可能であれば、事前に面接官の名前や役職、経歴(LinkedInなど)を確認しておきましょう。面接官の情報はLinkedInなどでも調べることができます。相手のバックグラウンドを理解することで、よりパーソナルで的確なコミュニケーションが可能になります。

面接の始まり:自己紹介とプロフェッショナルキャリア

面接は多くの場合、自己紹介から始まります。会社によっては、応募者全員に一貫した同じ質問をし、明確な基準に従って回答を評価する仕組みである構造化面接を用いており、自己紹介が一切ないケースもあります。自己紹介がある場合は、ここで面接官の興味を惹き、良いスタートを切ることが大切です。
【よくある質問】 「自己紹介をお願いします」 「これまでのキャリアについて、簡単に教えてください」
【良い例】 「〇〇(氏名)と申します。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。現在、〇〇社で、プリセールスエンジニアとして約4年間、主に製造業界のお客様を担当し、〇〇(製品・ソリューション)の技術提案、デモンストレーション、導入支援に携わっています。これまでに30のお客様へ導入を実現し、その経験で培った〇〇(技術スキル)とコミュニケーションスキル(お客様折衝能力などソフトスキル)を活かし、貴社の〇〇(プリセールスの応募ポジションロール名)において貢献できると考えています。」
  • ポイント:
    • 単なる経歴の羅列ではなく、応募ポジションとの関連性を意識しましょう
    • 具体的な担当業務、実績(可能であれば数値を用いる)、活かせるスキルを簡潔に伝えましょう
    • 熱意と貢献意欲を示しましょう
    • レジュメの書き方の記事を参考してよいレジュメをかけていれば、それに従って説明しましょう。
【悪い例】 「〇〇です。大学卒業後、◯社で3年、◯社で2年働きました。A社では主に〇〇を、B社では〇〇を担当していました。よろしくお願いします。」
  • 問題点:
    • 応募ポジションとの関連性がわかりにくい
    • 具体的な実績やスキルが不明です

職務に関する面接

職務に関する面接では、プリセールスエンジニアとしての技術力、問題解決能力、お客様対応とのコミュニケーション能力などが評価されます。
【よくある質問】 「当社の主力製品である〇〇について、特徴を教えて下さい?」 「〇〇(特定の技術要素、仮想化、クラウド、プログラミング言語など)に関する経験はありますか?」 「これまでで最も困難だったプロジェクト経験と、それをどのように乗り越えたか教えてください」 「お客様から技術的にクレームを受けた際、どのように対応しますか?」
【意識すべきこと】
  • 事実と推測を明確に区別する: 経験したこと、確実に知っていることは自信を持って具体的に話しましょう。一方で、知識が不十分なことや推測で話す場合は、「私の理解では」「過去の経験から推測すると」といった前置きをしたり、「その点はわかりません」と正直に伝えたりすることが重要です。これは、面接に限った話ではなく、プリセールエンジニアが間違えていることを、明言してしまう行為は信頼を失う原因になります。
【回答例 困難だったプロジェクトについて】
【良い例】 「前職で担当した〇〇プロジェクトが最も困難でした。このプロジェクトは、お客様の既存システムと当社のある製品を連携させて、お客様のお客様にダッシュボードを提供するプロジェクトです。ここで発生した課題は、お客様の既存システムと当社製品の連携において、予期せぬ技術的な問題が発生したことです。当初、解決策が見えず納期遅延のリスクがありました。私はまず、関連部署(開発チームやサポートチーム)と連携し、問題の原因究明に努めました。(中略)同時に、お客様に対しては正直に状況を報告し、代替案や暫定的な解決策を提示することで不安を取り除くよう努めました。最終的には、〇〇という技術的な工夫により問題を解決し、無事納期内にプロジェクトを完了させることができました。この経験から、困難な状況でも関係者を巻き込み、透明性のあるコミュニケーションをとることの重要性を学びました。」
  • ポイント:
    • STARメソッド(Situation: 状況、Task: 課題、Action: 行動、Result: 結果)を意識すると、簡潔に答えられるでしょう
    • どのような問題があり、自分がどう考え、どう行動し、結果どうなったかを明確にしましょう
    • その経験から何を学んだかを付け加えるとより良いでしょう
【悪い例】 「大変なプロジェクトはたくさんありましたが、どれもチームで協力して乗り越えました。具体的な内容はあまり言えませんが、コミュニケーションが大事だと思います。」
  • 問題点:
    • 具体性がなく、どのような困難で、どう乗り越えたのかが全く伝わっていません
    • 主体性が見えず、他人任せな印象を与えています。主体性や自主性は外資企業に限らず重視されることが多いでしょう
    • 学びが抽象的すぎます

文化にフィットするかの面接

外資IT企業は、独自の企業文化(Culture)や価値観(Value)を重視していることがほとんどです。スキルや経験だけでなく、あなたがその文化にフィットし、文化になにかを加え(Cuture Add)、チームの一員として貢献できるかも重要な評価ポイントです。
【よくある質問】 「当社の企業理念(Vision/Mission/Valueなど)について、どのように思いますか?」 「チームで働く上で、あなたが最も大切にしていることは何ですか?」 「変化の速い環境にどのように適応しますか?」 「あなたの強みと弱みを教えてください」
【意識すべきこと】
  • 企業のVisionやカルチャーを深く理解する: 面接前に企業のウェブサイトやニュース記事、社員のインタビューなどを読み込み、企業が何を大切にしているのかを理解しておきましょう。その上で、自身の価値観や経験と結びつけて自分の言葉で、回答することが重要です。
【回答例(企業理念について)】
【良い例】 「貴社の『お客様優先(具体的な行動規範など)』という価値観に深く共感しています。特に、お客様の成功を第一に考えるという点は、私がプリセールスとして最も大切にしている信念と一致します。現職の〇〇プロジェクトにおいても、単に製品を売るのだけでは意味がいないので、お客様のビジネス課題を深く理解し、お客様にとって最適なソリューションを共に創り上げることを意識していました。その結果、お客様から高い評価を得ることができました。貴社の一員としても、この価値観を体現し、お客様と共に成功を目指したいと考えています。」
  • ポイント:
    • 事前に調べた企業理念の具体的な言葉を引用するとよいでしょう
    • なぜ共感するのか、自身の経験や考えと結びつけて具体的に説明しましょう
    • 入社後にどのように企業理念を体現するか説明しましょう
【悪い例】 「素晴らしい理念だと思います。私もお客様を大切にすることは重要だと考えています。」
  • 問題点:
    • 具体性がなく、どの理念について話しているのか不明瞭です
    • 誰にでも言えるような一般的な回答で、企業研究が不十分な印象です
    • 自身の経験との結びつきがありません

デモ・プレゼンテーション面接

プリセールスエンジニアにとって、製品デモや技術プレゼンテーションは他の営業などのロールではカバーされにくい、重要なコアスキルです。デモ・プレゼンテーション面接は面接プロセスに組み込まれていることも多く、実践的な総合能力が評価されます。
【よくある課題】 「当社の製品〇〇を使って、△△という課題を持つ□□業界のお客様に対して、質疑込みで30分でデモンストレーションを行ってください。当日は社長、技術役員、エンジニアが同席します」 「当社の〇〇について、製品選定を行っているお客様に対して、最終提案を行ってください。時間はプレゼンテーションが10分、質疑応答が15分です。当日は社長に加えて、プロジェクトのコアメンバーが参加します。」
【意識すべきこと】
  • 求められているものを正確に理解する: 誰に対して(ターゲットオーディエンス)、何を(目的、ゴール)、どのように(時間、形式)伝える必要があるのかを正確に把握しましょう。不明点があれば事前に確認します。
  • ストーリーと構成: 単なる機能説明ではなく、お客様の課題やニーズを起点とし、製品やソリューションがどのように役立つのかをストーリーとして構成します。
  • 時間管理: 指定された時間内に収まるように、話す内容を取捨選択し、リハーサルを行います。
  • 質疑応答への準備: 想定される質問を考え、的確に答えられるように準備しておきます。特にターゲットオーディエンスが示されている場合は、それぞれ異なる関心事がある場合がほとんどです。例えば、CEOやCFOであれば、費用対効果、CTOであれば、技術的優位性、CIOやCISOであれば、セキュリティなどです。
【良いデモ・プレゼンのポイント】
  • お客様視点: 常にお客様(聴衆)の課題や関心事に焦点を当てましょう。
  • 価値訴求 (バリューセリング): 製品の機能ではなく、それがもたらす価値(課題解決、効率化、コスト削減など)を強調すると良いでしょう
  • 製品優位性 (ソリューションセリング):製品の機能の独自性や、競合他社に対する優位性、お客様の課題への効果的な解決であることも欠かさず話しましょう
  • 明瞭性: 参加者にビジネス部門の人がいる場合は、特に専門用語や略語を使いすぎず、分かりやすい言葉で説明するとよいでしょう
  • 対話: 一方的に話すのではなく、聴衆の反応を見ながら、適宜質問を投げかけるなど、対話を意識しましょう
  • 熱意: 常に自信と熱意をいしきするとよいでしょう
【悪いデモ・プレゼンの例】
  • 製品の機能をつらつらと説明するだけで、お客様の課題が提示されているにも関わらず、触れないのは良くないです
  • 専門用語や略語を多く使うと、伝わらない可能性が高いです
  • 時間配分を間違え、途中で終わってしまう、あるいは大幅に超過するとイメージが悪いです。デモやプレゼンでは、適宜、あえて質問が入ることが多いですが、タイムマネジメントを意識しましょう
  • 質問に対してしどろもどろになる、あるいは見当違いの回答してしまう

しっかりと準備をする

備えあれば憂いなし」です。徹底的な準備が自信につながり、面接でのあなたのパフォーマンスを大きく左右します。面接準備ガイドにも詳しく記載があるので、是非参考にしてください。
  • 企業研究:
    • 企業のウェブサイト(製品・サービス、導入事例、ニュースリリース、IR情報、企業理念、沿革など)
    • 業界ニュース、競合他社の動向
    • 社員のブログやSNS、インタビュー記事
  • ポジションへの理解:
    • Job Description (職務記述書) を熟読し、求められるスキル、経験、役割を正確に把握しましょう
  • 想定問答集の作成と練習:
    • この記事で挙げたようなよくある質問に対する回答を事前に準備し、声に出して練習する。できれば、他の人に模擬面接をしてもらいフィードバックをもらえるとベストです
  • 参考記事:
    • プリセールスエンジニアの仕事内容やキャリアパスに関する記事
    • 外資IT企業の面接対策に関する記事はその会社のロール名で検索すると見つかることが多いです

想定外の質問が来たときは

どれだけ準備しても、想定外の質問はくるでしょう。そんな時でも、落ち着いて、慌てないことが大切です。慌てて、話し始めると、面接官の意図しない回答をしてしまいかねません。特に、英語に対して苦手意識があるかたは、意識するとよいでしょう。
  • 落ち着いて聞き返す: 慌てずに、「申し訳ありません、質問の意図をもう一度確認させていただけますか?」など、丁寧に聞き返しましょう。良い面接官であれば、背景を補足したり、質問自体を言い換えてくれます。
  • 考える時間をもらう: 即答できない場合は、「少し考えるお時間をいただけますでしょうか?」と正直に伝え、落ち着いて考えを整理しましょう。多くの場合、一息つくことで、頭の中が整理できるはずです。
  • 正直に伝える: どうしても分からない場合は、「申し訳ありません、その点については知識が不足しております。もし入社できたら、勉強したいと思います」あるいは、「私の知識の範囲では〇〇と推測しますが、正確ではないかもしれません」など、正直に伝え、学習意欲や誠実さを示すことが大切です。

逆質問の準備

面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれることがほとんどです。企業への関心や理解度を示すチャンスですので、事前にいくつか質問を必ず用意しておきましょう。また、応募企業とポジションへの自身の情熱を伝える良い機会でもあります。
  • 「このポジションにおける期待値はなんでしょうか?」
  • 「プリセールスチームの構成や役割分担について教えてください」
  • 「現在チームが今最も注力している技術領域やお客様の課題は何ですか?」
  • 「入社後の研修プログラムはどのようなものがありますか?」

自信を持って、落ち着いて、はっきりと話す

面接官は、あなたの回答内容だけでなく、話し方や態度や仕草も見ています。
  • 姿勢: 背筋を伸ばし、堂々とした姿勢を保ちましょう。
  • 目線: 面接官の目を見て、アイコンタクトを意識しましょう。オンライン面接でもカメラを見るように心がけます。事前にオンライン面接の場合は、カメラや写り具合のチェックをしておくとよいでしょう。
  • 声のトーン: 自信を持って、はっきりとした聞き取りやすい声で話しましょう。緊張すると早口になりがちなので、早口にならないように注意します。
  • 熱意と誠実さ: 繰り返しですが、熱意と誠実さは殆どの企業で重視されます。ポジションに対する熱意と、真摯に面接に臨む姿勢を伝えましょう。

おわりに

外資IT企業のプリセールスエンジニアの面接は、あなたのスキル、経験、そして企業文化への適合性を多角的に評価します。しっかりと準備を行い、自信を持って臨めば、必ず道は開けるでしょう。
面接は一方的な評価の場ではなく、あなたと企業がお互いを理解するためのコミュニケーションの場でもあります。リラックスして、あなた自身の言葉で、地震と熱意を持って語ってください。
この記事が、あなたの面接突破の一助となれば幸いです。皆さんが同じ仲間になることを応援しています!頑張ってください!

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